音と音の間
前の音を見送りながら
次の音を迎え入れる準備をする
前の音に見えなくなるまで手を振って
次の音を門の前まで迎えに行く
残響と次の発音の間
ピアノだけじゃなくて
歌をうたうようになって気がついた
音楽の楽しみ
この間をいったりきたりすることを
私は楽しんでるのだと思う
いのちが生まれて死んで行くのに
とても似てる気がするから
そこには喜びと悲しみがあって
たった数分間の曲の中に
小さな宇宙がつまってる・・
今年 見送ったいのち
今年 生まれてきたいのち
今年を見送りながら
来年を迎えいれる
何度も繰り返されてる事だけど
同じ瞬間はない
人と人の間で音を繋ぐのが
私の仕事
来年も自分の仕事をしよう
この日記を読んでくださってるみなさま
一年間ありがとうございました!
どうぞ 良いお年を