12/31/2010

音と音の間

前の音を見送りながら
次の音を迎え入れる準備をする

前の音に見えなくなるまで手を振って
次の音を門の前まで迎えに行く

残響と次の発音の間

ピアノだけじゃなくて
歌をうたうようになって気がついた
音楽の楽しみ

この間をいったりきたりすることを
私は楽しんでるのだと思う


いのちが生まれて死んで行くのに
とても似てる気がするから

そこには喜びと悲しみがあって
たった数分間の曲の中に
小さな宇宙がつまってる・・

今年 見送ったいのち
今年 生まれてきたいのち

今年を見送りながら
来年を迎えいれる

何度も繰り返されてる事だけど
同じ瞬間はない

人と人の間で音を繋ぐのが
私の仕事

来年も自分の仕事をしよう

この日記を読んでくださってるみなさま
一年間ありがとうございました!

どうぞ 良いお年を