10/31/2011

高山流水

まだ私が小学生だった頃
父の口癖は
将来は家族で世界へ行って
コンサートをするぞ
だった

だれもが冗談だと思っていたけれど
それは実現した

あれから時が経ち、
田舎町にアマチュアの交響楽団ができた
4歳の子から80歳のおばあちゃんまで

決してうまいとは言えない演奏だけれど
ベートーベンの「運命」にも挑戦していた

そんな楽団のメンバーだから
いれかわり たちかわり
紆余曲折はあったけれど

いつしか
お隣の国 韓国 中国へと
交流演奏に出かけるようになった

「何のため?」

夢を叶え
有言実行して行く父の姿を見ながら
子供の頃に思った疑問は
時と共に
私が音楽をやる理由に変わっていった

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
昨晩、私は
文化交流団として来日された
中国の著名な書家の方に出会い
目の前で
墨痕鮮やかに
「高山流水」と書いて頂いた

その意味を通訳して頂いたら
優れた絶妙な音楽の演奏
自分を理解してくれる真の友人
と説明してくださった

父から受け継いだ流れ
私は私らしく繋いで行こうと
静かな決意をした

10/22/2011

きみの瞳に

「歌うようにしゃべってください」
と、ナレーションに起用して頂いた。

番組は
NNNドキュメント・スペシャル
在住カメラマンが見つめ続けたFUKUSHIMA


台本と映像を見ただけで涙が出てきたから
本番で涙声にならないように、たんたんと、、、

そう思いながらも
やっぱり本番の収録でも泣けてきた

生きものはみんな
生きる為に生まれてきたんだよね

きみの ひとみに うつる あらゆる
いろも ひかりも わかちあいたい
ともに いきたい


番組の後半に「COLOURS」が流れるけれど
自分の曲を
こんなふうに聴くことになるとは
思いもしなかった

震災後 自分の無力さに
落ち込んだこともあったけれど
音楽をやってきて
歌を歌ってきて
本当によかったと思った

ぜひ観てほしい!

NNNドキュメント’11


10/09/2011

イモムシハンドブック

一寸の虫にも五分の魂
というけれど

部屋に イモムシを発見
ん? どこから来たんだろう?

持ち込んだ観葉植物についていたのか
あるいは、、、

さっそく
「イモムシハンドブック」をめくると
どうやら 
ヒノキにつく蛾の幼虫ということがわかった
とりあえず 
外の観葉植物の葉っぱに乗せる

そんなことをツイートすると
それは
「イモムシハンドブック」の付録じゃないか、、と
返信が来た(笑)

この本
同じように、飼い猫がじゃれていたイモムシが
何になるのか知りたくて買ったという
Mさんから頂いたもの、、

電車の図鑑みたいに
イモムシが並んでいて、、実に楽しい
でも夜中に本の中から脱走、、とか、、
それは勘弁してほしい(笑)

なにはともあれ
さっそく役に立ってよかった
Mさんありがとう♪





10/06/2011

ライブ@西麻布 新世界

雨の西麻布
私は晴れ女じゃなくなってしまったのかなぁ、、
と思うくらい 一日中 雨
自分のせいではないけれど
なんだか申し訳ない気分、、

新世界での
画家のGENさんとのコラボは
今回で3回目

砂絵とか
アニメーションとか
いろいろやってきたけれど
今回はシンプルに絵を描くとのこと

私も
また蛹になって
そこから殻をやぶって
羽を広げたい、、
と思って ピアノと格闘

いろんなライブハウスがあるけれど
「音楽実験室」と掲げてあるところは
なかなかないから
今回も 「挑戦」をしてみた

最近、「とくダネ」でも紹介して頂いたり
「BS日本のうた」では
森山良子さんに楽曲提供させて頂いた
「Ale Ale Ale」のピアノを担当させて頂いたり
4月からのラジオ番組のこともあり
さまざま露出をさせて頂いているせいか
ライブ会場は初めてお会いする方がたくさん、、

昨夜のステージは
歌と話はスローだけれど
ピアノは せっかちで ガシガシ

自分を虫に例えるなら
カタツムリの動きで
触覚がクワガタのツノ???

そんな私に
初めて会いにきてくださった方は
どう思われたのだろう、、

I wonder how you are
I wonder how you feel...

近々 GENさんちに
美味しいワインを持って
反省会に行こう

雨の中
足を運んでくださったみなさま
本当に
ありがとうございました!