谷川俊太郎さん谷川賢作さんのアルバム
「家族の肖像」
その中で弾き語りをさせて頂いた曲が2曲あり
ひとつは「さよなら」
もうひとつは「ひとり」
レコーディングしていた時は
もう何が何だか必死だったから
感傷に浸る余裕など
全くなかったけれど
時間が経った今
ふと
思い出すフレーズ
落ち込んだとき
気がつけば
よく木星へ行く私
どこでもドアで
唯一行ける所
谷川俊太郎 「ひとり」より
ほっといてほしいの おねがいだから
目をつむるわ 何も見えないように
耳もふさぐわ 口もつぐむわ
でも 心はなくしてしまえないから
思い出してしまうの つらいこと
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お母さんのなぐさめもうるさいだけ
お父さんのはげましもうっとうしいだけ
だから今は ひとりにしておいて
ほんの少しだけ死んでいたいの
本当に死ぬのは わるいことだから
音楽も聞かずに 青空も見ずに
私 ひとり 木星までいってくるわ