「登竜門」という言葉は
出世して行くための関門として
なんとなく使っていたけれど
その由来は後漢書に記されていることを
改めて知った
「竜門」とは中国の伝説の滝で
黄河の上流 または中流にあるとされ、
これを登りきった魚は竜になることができるという
しかしその激流に多くの魚がはね返され
乗り越えられるものは少ない
その途中には大きな鳥や漁師たちが
捕まえようと狙っている
それを乗り越え登りきったならば
雷雲や雨を自在に司る「竜」になれるとされている
また 白居易(白楽天)はこんな詩を読んでいる
ー聞けば、龍になれば天に昇って
雨を降らせる苦しみがあるそうだ。
そんな苦しみをするよりは
永く魚となって自由に泳ぎまわっているほうが、
あるいはかえって、ましかもしれないー
結局
がんばっても大変
がんばらなくても大変
ならば自分はやはり竜門を目指そう
迷ったら
より大変な方を