11/19/2009

寒苦鳥

子供の頃に見た絵本に
寒苦鳥という仏教説話がある

なんだか
アリとキリギリスみたいなお話で

寒い夜に震えながら
明日は絶対に巣を作るぞと
後悔と決意をするのだけど
夜があけて
暖かい太陽が昇ると
すっかりきもちよくなって
巣も作らずに
うとうと眠ってしまい、
また寒い夜が来ると

ああ、寒くて死にそうだ
明日こそは巣をつくるぞ

と言いながら
一度も巣を作らずに一生を終えるという鳥のお話


いろんな教訓があるのだろうけれど・・


寒いといいつつ 耐えられるんなら
無理して巣をつくらなくてもいいんじゃないかと
私は思うけど(笑)

でも、大切な人が凍えていたら
寒苦鳥も必死で巣を作るんじゃないかな・・

寒くなってきた帰り道
ふと思い出した昔のお話