子供の頃に見た絵本に
寒苦鳥という仏教説話がある
なんだか
アリとキリギリスみたいなお話で
寒い夜に震えながら
明日は絶対に巣を作るぞと
後悔と決意をするのだけど
夜があけて
暖かい太陽が昇ると
すっかりきもちよくなって
巣も作らずに
うとうと眠ってしまい、
また寒い夜が来ると
ああ、寒くて死にそうだ
明日こそは巣をつくるぞ
と言いながら
一度も巣を作らずに一生を終えるという鳥のお話
いろんな教訓があるのだろうけれど・・
寒いといいつつ 耐えられるんなら
無理して巣をつくらなくてもいいんじゃないかと
私は思うけど(笑)
でも、大切な人が凍えていたら
寒苦鳥も必死で巣を作るんじゃないかな・・
寒くなってきた帰り道
ふと思い出した昔のお話