大分空港から東京へ
羽田でツアーメンバーとはお別れして
私は一度自宅へ戻り、荷物を入れ替えて
東京駅へ 綱渡りのような移動で
飛び乗ったのは発車2分前
東北新幹線に乗って一ノ関へ
岩手県へ行くのは初めてのこと
10年来の友人でもある
パーッカションのはたけやま裕ちゃんに誘ってもらって
彼女の生まれ故郷でもある陸前高田市で
演奏できることになり、急遽行くことになった
同じく10年くらいお世話になってる
美容師の森本さん(通称もりもっちゃん)も
現地でボランティアヘアカットをする為に同行
スタイリスト3人 ミュージシャン2人のチーム
自前のPA機材はツアー前に事前に預けてあったので
私は一ノ関で待ち合わせて車で拾ってもらった
到着して驚いたのは とにかく涼しいこと
大分の暑い日差しの下にいたのが嘘のよう。。
今夜の宿泊先は
はたけやま裕ちゃんのおばあちゃんち
山道を移動して陸前高田市へ
最初は楽しげだった車内の会話も、
瓦礫や大破した車などが少しずつ目に入るところまで来ると
みんな言葉を失った
ほとんど撤去されてるから。。とは聞いていたけれど
心の動揺が止まらなかった
内陸のこんなところまで津波が来たんだ。。
という分岐点のようなところまで来たら
おばあちゃんちまではもうすぐ
そこから先は
深い森と美しい山並みと
美しい川
静けさの中に
ヒグラシの声やウグイスの声
まばゆいグリーンの稲の絨毯
今度は美しすぎて 言葉を失った
食事はスタイリストチームが
さすがの手さばきで何品も作ってくれた
初体験に心がたくさん動いて
そしておなかが空いて
気分は修学旅行♪
感傷旅行ではないから
明日はありのままの元気を届けられたらいいな